2017年10月30日月曜日

第31節 大宮アルディージャ戦。

今更ながら「世界から猫が消えたなら」を見た。柄にも無く号泣寸前の状況を誰にもバレなかったことだけが救いである。原作は読んではいたものの原作と比べても映像がこれだけ素晴らしいものになる作品は珍しいなと感じた。
それ以上に「周りから何かなくなっていく」ことへの恐怖。映画ほどではなかったにせよ、個人的にもいくつもの出会いと別れを繰り返してきた人生だし、そんな中での葛藤も少なからずあったから、自分の大事なものが消えていく恐怖に胸が痛くなった。
そして、サッカーにおいても多くのものが目の前で消えたり失ったりしてきた。その度その度感じたのはクラブへの愛、仲間との絆、そして、絶対に「取り戻す」という強烈な自己肯定。それらの言葉だけで僕らは前に進んでこれた気がしている。

2017年のJリーグもこの試合を入れて残り4試合。天皇杯そしてルヴァンカップを合わせても7試合という中で、我がセレッソ大阪は終盤に差し掛かっても尹晶煥監督のもと素晴らしい戦いを続けていると思う。但しこの試合の終盤だけはちょっと勝手が違った。
前半の早いうちに11対10という数的優位に立ったことで奢りが出たとかは全く感じなかったが、2点目を取った後で見えた緩みというかなんとも言えない状況に腹立たしさを感じた。ちょうど中休みする時間帯でもあったので足が止まるのは仕方ないにしても残念だった。
とは言え、ボランチ二人は相変わらずの運動量だし、得点こそ2点で止まったがあのコンディションの中でも結果を出せたことに満足しているところもある。いい流れで週末に向かうことだけを目標にしていたわけではないが、上々の出来ではないだろうか。

珍しく、他のクラブの中継を見た。柏レイソルと川崎フロンターレの試合は正に田んぼの中での試合のようだった。しかしながら、この雨だからピッチだからかも知れないが、両チームとも総力戦と言うか物凄い気迫と気迫の戦いになっていた。何故か感動した。
雨は嫌だが、選手とサポーターの距離を近づける接着剤のようでもある。共に戦っている感が増すのも確かだがそれだけではない何かを雨は持っている。この世界から雨が消えたなら、僕らのSOULやSPIRITはリミットを超えられない。そんな気もする。
日本列島はまだまだ予断を許さないが、今週末の埼玉スタジアムは僕らを最高の状態で迎えてくれるものと思う。雨中の戦いで僕らは更に強くなった。2000年のあの時も2006年のあの時も確か雨だった。今度こそ何かを「取り戻す」時かもしれない。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP

2017年10月22日日曜日

第30節 ヴァンフォーレ甲府戦。

出張が多いとよく人に言われる。そんな出張でも、人に言える出張と言えない出張とがある。僕の場合、人に言えない出張も少なからずあり、この出張は多少なりともそんな空気感を持って行ってきた感がある。
「ここだけの話」で始まる会話は、間違いなく誰かに伝わっていくものだが、今回会った方々はそんなことは無いだろうし、安心はしている。しかも「ここだけの話」は、大概のケースで「大した話」とはならないものだ。
それでも多くの方と語らい、昔話にも花が咲き、とても幸せな気分にさせられたし、満足感だけが残る出張だった。出来れば西日本に残ってセレッソ大阪の試合を見たかったのだが、そこまでやると運が減っていくというものだろう。

とは言え、金曜日に仕事の関係で東京に戻ったこの週末。選手たちはまた良い試合を見せてくれた。大雨の中でのヴァンフォーレ甲府戦は杉本健勇の”らしい”2ゴールだけでなく、スタジアム全体を包む、戦う姿が随所に見れて本当に良かった。
確かに順位差があり、相手は降格圏間際の凌ぎ合いをしているわけで、一筋縄では行かないのは分かっていたが、J1という舞台は本当に順位ほど差がない。スタッツを見てもどちらかというと押し込まれた感が大いにあった。
そんな中でも早い時間に先制できて余裕が生まれたし、後半も嫌な流れになりそうなところでPKがもらえたのはラッキーとは言えないが有難かった。そこをしっかり決めきるのも、我らが得点ランクトップ(今日のところは)の底力かもしれない。

珍しく他クラブの試合を見てしまった。横浜と鹿島もうちと同様素晴らしい戦いをしていた。結果として横浜が勝ち、束の間の3位を奪われたのだが、Jリーグが素晴らしいレベルになっていっていることに感慨が深い。
セレッソファン、サポーターは皆、再びアジア・チャンピオンズリーグへの挑戦権を取りたいと考えてはいるが、厳しい戦いでもあることを理解している。その中での残り4試合で全てを出し切ることが出来るか、が焦点になってくる。
大宮、横浜、神戸、新潟は全て厳しい戦いになることには間違いない。アウェイ2試合は行く予定だが、ホームの2試合もできるだけスタジアムで観戦したい。そんな思いである。「ここだけの話」でも何でもないが、大いに「大した話」では、ある。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP

2017年10月16日月曜日

第29節 サガン鳥栖戦。

土曜日にショックなことが起こった。この週末は本当に憂鬱だったのだがそれ以上の喜びも待っていた。やはり人間には、良いことも悪いことも同時にそして同じ分量だけやってくる。それを自分のものにするかしないかで人の価値は決まる。
まあそんな事件を置いといてのサガン鳥栖戦。尹晶煥監督、水沼宏太選手にとって古巣との対決になるし、しかもアウェイということもあって連敗中ではあったが気持ちの入った良い試合だったように思える。
前半は鳥栖、後半はうち、という単純な構図だけでなく、局地戦での勝負が非常に面白く、かつ、柱谷さんの解説が本当にハマっていて(これはテレビだけか)、雨というコンディション不良の中のゲームではあったが存分に楽しめたのではないだろうか。

杉本健勇選手の股抜き、水沼宏太選手のクロス、清武弘嗣選手のヘディングも凄かったと思うが、僕が一番素晴らしいなと感じたのがマテイ・ヨニッチ選手のクレバーな守備。厳しい時間帯を凌げたのも、ヨニッチ選手がいたからと思えてしまうほどだった。
まずカードをほぼ貰わない。これは最終ラインの選手としては特筆すべきとことであると思うし、何より一対一、カバーリング、ビルドアップ全てにおいて満足させられるレベルでは無いだろうか。特に2点目の起点となったパスは最高だった。
今年の成績を押し上げている要因のひとつでもある守備の安定(もっともここ数試合は大変だったわけだが)に一翼を担っているマテイ・ヨニッチ選手に「Super dobro!」と声をかけに行きたいのだが、中々その機会にお目にかかれていない。

クラブとしては現在5位であり上位の鹿島、川崎に対しては非常に厳しいが、取りこぼすクラブも出てきておりアジア・チャンピオンズリーグ出場圏内に再び浮上した。来年度、ACLの体力的負担は覚悟の上で、やはりアジアと戦っていくことが必要だと感じる。
残り試合の中でどれだけ覚悟を持って選手たちが戦えるか。それをどのようにサポートしていくか。昨日のモニタ越しに見た光景は正にイメージそのものであったように思う。鳥栖サポーター以上の声援を出し続けたゴール裏の戦士たちに敬意を表したい。
そして、ベンチにいる選手やU-23で出場している選手たちの押上げが、ここから先はかなり必要となってくる。リーグ、天皇杯、そしてルヴァンカップファイナルと連戦が続く中、バックアッパーの奮起にも期待しつつこの試合の余韻を楽しむ。

但し、自分自身のショックを払拭できたわけでは無いので、これから徐々に回復していくことを記しておく。バックアップは大事。本当に大事なので何度でも言っておく。バックアップは本当に大事である。サッカーもビジネスも。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP


2017年10月14日土曜日

さくらなでしこ最終戦。

少し前の話になるのだが運命の大阪ダービーマッチの前日になでしこリーグの最終戦を観に保土ヶ谷まで行ってきた。中々見る機会が少ないので恐縮なのだが、ようやくと言っていいくらい選手の名前を覚え始めた、いわばさくらなでしこ初心者でもある。
なでしこリーグ1部昇格の条件は非常に厳しかったが、ある意味有利でもある状況の中で、保土ヶ谷公園サッカー場には多くのセレッソファンが集まっており、非常に素晴らしいことだなと感激してしまった。

結果としては自動昇格を逃したわけだが2位は堂々たる結果だと思うし、この日の試合内容も素晴らしいと感じた。このままなでしこ1部に上がると実力的にどうなるかは微妙なところだろうが、若さゆえの大いなる成長も存分に有り得る話だ。
その中でもなでしこリーグ2部の得点王を獲得した宝田沙織選手と林穂之香選手の二人が気になる存在となった。彼女たちのプレーはものすごく印象に残ったし、このあとU-19日本女子代表としての戦いも待っているわけで、この最終戦を見に来れて本当に良かった。

それ以上に嬉しいのはこっそり見にきているにも関わらず、多くの方が挨拶に来てくれたこと。なでしこ、ルヴァンカップそしてハナサカクラブと、三連休をセレッソ大阪のためだけに使えるセレッソファンを本当に尊敬する。
この先、入替戦もあるので更に熱くサポートしていきたい。日程はまだ未定のようだが相手も決まっており、気持ちも高まってくる。U-19日本代表と重ならないことを期待しながら待つことにする。埼玉には行けそうかな。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP


2017年10月10日火曜日

ルヴァンカップセミファイナル第2戦。

朝7時に自宅を出て夜11時に戻ってくる。そんな日帰り、しかもサッカーのために?と思われるかもしれない。でも、それだけの価値がサッカーにはあり、そしてこの試合の意味は確かに存在した。それがダービー、それが僕にとっての「デュエル」。
もちろん、この一試合が全てを変えるわけでは無いのだが、この一試合を見なかったせいで変わってしまう人生は絶対にある。そんな場面に何度も何度も出会ってきているからこそ、「必ず見ておけ」と魂が脳と身体に伝えていたのかもしれない。

何を隠そう、吹田スタジアムでの初観戦である。
それ以上に、万博公園に来ること自体が相当ご無沙汰であったのでワクワクとドキドキが正直止まらなかった。もっと言うと、航空券やチケットを手配したのも前日の出来事であったし、正にワクドキを通り超えていた。
試合開始2時間前、太陽の塔を見た瞬間にスイッチが入った。やはり、大阪ダービーマッチのアウェイ、しかも勝たなくてはならないという追い込まれた中での戦いでもあり、会う人会う人の顔つきがいつもと全く違っていることに、この試合の持つ意味合いを深く感じた。

試合中はずっと立ちっぱなしだった。というのも、ゴール裏は既にスタートからハイテンションであり、殆どの方が立っている状態だった。立っているというよりも選手の気迫に自然に立っている、立たざるを得ないというのが正しいのかもしれない。
足の痛みで、ファイナルの実感を得るというのも不思議な話なのだが、やはりゴール裏は特別な聖域であるのだなと改めて感じたし、サッカーを一番楽しめる場所であると思えた。

そして、今日と同じ三連休の真ん中である11月4日土曜日に埼玉スタジアムで行なわれるファイナルは川崎フロンターレとの対戦となった。先日も”あの”等々力で1-5と敗れた相手でもあるし、過去には優勝を阻まれたりJ2降格を突きつけられた因縁のクラブだけど、やはり僕らとしては謙虚に戦わなければならないのだろうな、と思う。
そのためには、より走らないといけないし、より正確さが求められるし、より力強さが必要となってくる。この試合でも多々あった球際での勝負、ハリル監督が言うところの「デュエル」を見せなければ勝てない相手でもあるのだ。
その一足、次のその一歩を出させるサポーターの底力。疲れた選手の背中をそっと押してあげられる底力。セミファイナルでも見せたサポーターの底力を更に見せつけたい。その意味でも、勝負の際のチャントは是非ポジティブに思い切って行ってほしい。それこそサポーターが戦う瞬間の「デュエル」なのだと思う。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP

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