猫も杓子もオンライン。リアルなときには起こらなかったようなミーティングの嵐でもある。それはそれでありがたい。ちょっとずつオンラインに慣れてきての半年だったように思える。これから先も同様の流れになるのか否か。実に楽しみだ。
ツールは様々ある。自分に合ったものを使うことができる。そういったものが普通だと思える世の中になったということだろうか。距離の壁はあっという間になくなったが、逆に、携帯電話のときと同様だが、時間を奪われている感も否めない。
Jリーグのリモートマッチ。そもそも毎節がリモートマッチだった僕としては、まったく違和感がない。二十代のころのリアル観戦づくしから歳を重ねるごとに足が離れた。だから、人よりもスタジアムで見ることへ貪欲なほうだとも感じている。
試合だけでは無い。あちらこちらから聞こえてくる声。弾むボールの音。吹いてくる風がそんな彼らを連れてくる。耳を傾けているだけでワクワク感が止まらなくなる。スタジアムとはそういう場所。だから何度でも、いつまでも、いたくなる。
リモートの良いところとリアルの良いところを上手く活かせるのが「人間」でもある。ライブハウスで見る臥龍もChromebook越しに見る臥龍も、価値はまったくと言っていいほど変わらない。時間と距離の壁は、一体どこまで進んでいくのか。
風がそのうち、試合やイベントそのものだけでなく、多くの音をリモートでも連れてきてくれるだろう。そのときにまた僕らは新しい楽しみかたを見つけるはずだ。時間と距離。もうそろそろ、どこでもドアかタケコプターかを選択する時代だ。
NEVER STOP,NEVER GIVE UP
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