セレッソ大阪サポーターとして物心がついた頃から、このクラブにとっての理念は、パウロ・エミリオ初代監督が発した「チームはファミリー」であった。この重厚な言葉によってクラブとサポーターの距離は一気に縮まったように思えている。
理念というより信念と言ったほうが良いのかもしれない。これは監督が変わっても選手が変わっても、クラブとサポーターの関係は不変である、という願いに近い気持ちも多分に含まれている。あれから時代は変化しているが決して色褪せない。
当時はアジアで戦うなど夢のまた夢で、まぐれとは言わないまでも天皇杯で正月を国立で迎え有頂天になり、レベルの差を感じながらの人生ではあった。今、我がクラブは、四度目のAFCチャンピオンズリーグでグループ首位をひた走っている。
いつも話しているが、セレッソ大阪は常にアジアの舞台で戦い続けないといけない。そのためにはクラブとしてより上のステージへと向かう必要がある。だが、そんななかでも忘れてはならないのは信念。チームはファミリーであるということ。
さる木曜日。我らの代表として、あるサポーターがアンケート結果を持ってクラブへ訪れた。その内容をもとに森島社長としっかりと対話ができたことをTwitter Spaceで語ってもらった。ウダウダと話している際に浮かんできたのが前述の信念。
クラブも生き物、サポーターも生き物。だが何度も言うが、信念は、その生き物たちの内部に存在するDNAとして宿り、そして未来へとつないでいく。この瞬間も大事だが、未来永劫続いていくこのクラブにとっては単なる1ページ程度のこと。
だからこそ動き続けなければならない。書き続けなければならない。クラブは変わらないといけないし、サポーターも変わらないといけない。今回のアンケートとウダウダ#21は、そんなことをかなり考えさせられた。本当にありがたい話である。
長生きをするつもりはないが、自分自身のエンディングを迎えるまで、チームはファミリーだと、胸を張って言い続けたいと思っている。八月には一度大阪に帰る予定だ(緊急事態宣言下以外)。多くの方と話せると良いなと切に願っている。
NEVER STOP,NEVER GIVE UP
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