その昔、結構な怪我をしたことがあった。順調なときにそういった事態になるとやはり心は折れるし、それ以上に焦りの色が濃くなってしまう。とは言え、どうするわけにもいかず途方に暮れてしまいがちだが、乗り越えてこその人生でもある。 ここのところ雨のなかでの試合が多かったので、体力の面ではかなり心配はしていた。多い少ないに関わらず雨による消耗が大きい。肉体面だけでなく心身ともに厳しい環境にある。そのなかでギリギリの勝負をするのだから、なにかは起こる。 結果的に湘南戦において怪我人が出てしまったわけだが、こればかりはなんとも言えない。この過密日程での頑張りがあって勝ち点を取れたのは、三選手 のおかげでもあるし、またその延長線として二人の日本代表選出も叶ったような気がする。 まずはしっかりと治して戻ってきてくれるのを願っているのだが、それ以上に出場機会を得られた選手たちの活躍に期待する。これにより競争意識がさらに活発化され、チームとしてはより一層強化されていく。そんなことを考えたりしている。 そして、その競争意識を続けていくためにも、ここからの三試合が大切になってくる。代表帰りならもともと出られる予定では無かった次の好調鳥栖戦では、チームの真価を問われる重要な一戦でもある。特に怪我明けの選手たちに期待したい。 さて昨日のClubhouseではゲストも来ていただいたりして、今後のJリーグについて話を聴かせていただいた。ACLのこと、日程変更のこと、みなし開催のことなど、ちょいちょい挟まる裏話にも耳を傾けていると、分かってくることがある。 今までは当たり前のように存在していた「週末サッカーとともに過ごす」という日常。この日常はコロナウイルスが蔓延している現在も、それらが去ったあとの世界でも、常に背中合わせで生きなければならないことを僕らに教えてくれている。 いくらライバルクラブであっても、みなし開催での不戦敗なんて辛すぎる。もし自分たちが同じ立場だったらどう感じるのか。その思いを、Jリーグも分かってくれていることを知れただけでも、昨日のウダウダ話は充実した時間だったと思える。 「結構続いているよね」と最後に言われ、ハッとした。続いている。続けている。発信を続けているのだ。やっぱり、今こそ、今だからこそ続ける意味があるのだと信じ始めてもいる。毎週木曜日の21時。是非とも同じ時間を共有して...
dobroサッカーショップ蹴球堂オーナーの憂鬱。この狭い世の中を適当に歩きながら、セレッソファン、サポーターに勇気を届けたいと思います。どうぞよろしくお願いします。