やはりと言うか何と言うか、東京オリンピックは一都三県で無観客開催とあいなった。女子サッカー数試合ではあったが、チケットを保持していた身としては、「見たかった」と思うと同時に、やはり「厳しいな」と現実的な見方も必要である。
多くの思惑が入り混じっていて混乱しているが、政治の話はここではしないでおこう。言いたいことはただひとつだけ。プレイヤーの皆さんが「スポーツの素晴らしさ」を体現し、そして、その姿を自宅で見られることに、常に幸せを感じたい。
そんななかで我らのセレッソ大阪が挑んでいたアジアでの戦いは、傑志とのグループ最終戦をスコアレスで引き分け、しばしの小休止となった。中二日の連戦、そして高気温のピッチは選手たちにとって想像以上に非常に厳しい環境だったろう。
しかしながら、ターンオーバーという言葉だけではまかないきれないほど、多くの経験ができたのではないか。そんな思いをライブで四試合、見逃し配信二試合というモニター越しの映像から感じた。「負け無し」なんてものよりも価値がある。
気持ち良い週末のさなかに、唐突に、森島社長の動画が配信された。いや、唐突などではなく、例のアンケート提出がトリガーとなって、この流れになったのかもしれない。内容については、評価はともかく、良くも悪くもと、双方受け取れる。
サッカークラブもひとつの組織だ。そこには戦略があり戦術がある。そしてこれらにはマネジメントとリーダーシップが存在する。マネジメントとはものごとを「正しく行なうこと」であり、リーダーシップは「正しいことをすること」でもある。
今、特に必要なのは長期的なビジョンと短期的な結果の両立。どちらも大事だが、どちらも求め過ぎてもいけない。そういう思いがここしばらく続いている。ACLでのアカデミー出身選手と、先週日曜日に見たなでしこリーグで、更に確信した。
とにかく今は、リアルにサッカーを見たい。その思いが日に日に増えている。もう何度目だかの緊急事態宣言が改めて始まる東京ではまだまだ難しいところではあるが、長期的なビジョンと短期的な結果を、荒れ荒れの肌で感じていきたいのだ。
NEVER STOP,NEVER GIVE UP
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