スキップしてメイン コンテンツに移動

第30節 ヴァンフォーレ甲府戦。

出張が多いとよく人に言われる。そんな出張でも、人に言える出張と言えない出張とがある。僕の場合、人に言えない出張も少なからずあり、この出張は多少なりともそんな空気感を持って行ってきた感がある。

「ここだけの話」で始まる会話は、間違いなく誰かに伝わっていくものだが、今回会った方々はそんなことは無いだろうし、安心はしている。しかも「ここだけの話」は、大概のケースで「大した話」とはならないものだ。

それでも多くの方と語らい、昔話にも花が咲き、とても幸せな気分にさせられたし、満足感だけが残る出張だった。出来れば西日本に残ってセレッソ大阪の試合を見たかったのだが、そこまでやると運が減っていくというものだろう。

とは言え、金曜日に仕事の関係で東京に戻ったこの週末。選手たちはまた良い試合を見せてくれた。大雨の中でのヴァンフォーレ甲府戦は杉本健勇の”らしい”2ゴールだけでなく、スタジアム全体を包む、戦う姿が随所に見れて本当に良かった。

確かに順位差があり、相手は降格圏間際の凌ぎ合いをしているわけで、一筋縄では行かないのは分かっていたが、J1という舞台は本当に順位ほど差がない。スタッツを見てもどちらかというと押し込まれた感が大いにあった。

そんな中でも早い時間に先制できて余裕が生まれたし、後半も嫌な流れになりそうなところでPKがもらえたのはラッキーとは言えないが有難かった。そこをしっかり決めきるのも、我らが得点ランクトップ(今日のところは)の底力かもしれない。

珍しく他クラブの試合を見てしまった。横浜と鹿島もうちと同様素晴らしい戦いをしていた。結果として横浜が勝ち、束の間の3位を奪われたのだが、Jリーグが素晴らしいレベルになっていっていることに感慨が深い。

セレッソファン、サポーターは皆、再びアジア・チャンピオンズリーグへの挑戦権を取りたいと考えてはいるが、厳しい戦いでもあることを理解している。その中での残り4試合で全てを出し切ることが出来るか、が焦点になってくる。

大宮、横浜、神戸、新潟は全て厳しい戦いになることには間違いない。アウェイ2試合は行く予定だが、ホームの2試合もできるだけスタジアムで観戦したい。そんな思いである。「ここだけの話」でも何でもないが、大いに「大した話」では、ある。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP

コメント

このブログの人気の投稿

祝・200試合出場。思い。

 コロナ禍に、コールリーダーの言葉が伝わる環境を作った。それが「#コールリーダーウダウダ」。ひたすら毎週話し続け、今週、その#コールリーダーウダウダの200試合出場を達成した。 年間52週。そう考えれば、4年は続けているということ。今週のコールリーダーウダウダでも話したが、コロナ禍を忘れつつある。いや、忘れてはいけない。決して忘れてはいけないのだ。 だから話し続ける。継続は力。継続は愛。そんなことを思い浮かべてしまう。時代は変わる。でも変わらないのは、人の心、サッカー。そして、なによりも大きいセレッソ大阪への思い。 「#コールリーダーウダウダ」をやっているとよくわかる。セレッソ大阪のコールリーダーは、多くのものが継承されている。実に30年以上に渡って、様々な思いがつながっているのだ。 200という数字は、その思いの積み上げの上に成り立っている。そんな思いを、これからも紡いでいかねばならない。そう強く感じた200回目のハーフタイム。仲間はありがたいと感じた。 NEVER STOP,NEVER GIVE UP

『継続は力なり』とか言うが。

 #コールリーダーウダウダ 200試合出場記念ステッカーが多くの方の手に届いていることを願う日々。大した話でもないけれど、ごくごく小さいことを積み重ねてきた結果なのだとも思う。 セレッソ大阪のコールリーダーは、1993〜1994年から30年以上連綿と続く旅路なわけで、この絆はちょっとやそっとじゃ崩れない。セレッソ大阪は、Jリーグはそうやって成長してきた。 その、言葉では表現しにくい、人間的なつながりを、スペースでは出しているつもりなのだが伝わっていれば嬉しいところ。だからこそ、今、ここにいる意味なども意義もあるのだろう。 ステッカーの画像をSNSでアップしてくれているのを見る。ふと胸が熱くなる。やってきたことや、やり続けてきたことの全てが、正しいものではないことも重々理解をしているつもりだ。 だけどそれらは、決して間違ってもいなかったのだなとも思えて、人間的なつながりに感謝してしまう日々。その輪がここまで大きくなり、そしてここからも更に大きくなっていくはずだ。 だから、続けられるだけ続けよう。昔ある人に言われた言葉。「『継続は力なり』とか言うがあれは嘘や。ほんまは『共に継続する仲間がいることは力なり』なんや」。これ、まさに本質。 ※ステッカーはイバのところにも若干あるので、もし手に入らなかった方は、スタジアムやお店などで見かけたときに声をかけてください。人と人のつながりから何かが始まりますよね。 NEVER STOP,NEVER GIVE UP

今も昔も。

 今日は誕生日である。もうこの歳になると嬉しいとか悲しいとかは感じなくなるものの、やはりお祝いのメッセージを頂いたりすると心が踊る。そして、そのカンバセーションの大半はセレッソ大阪。やはり切っても切れない縁が、サッカーによって大きく広がっていく。 身体はそれほど言うことを聞かなくなってはいるものの、それでも多くのところも顔を出したいと思うし、多くの方とお会いしたいという思いが歳を重ねるごとに強くなっているのは事実だ。それだけ「死」というものと向き合っている証拠とも言えるし、そうでもない。 小樽へ行ってきた。札幌に行く用があり少し足を伸ばしたわけだ。グラウンドに着いた瞬間に我が目を疑った。ものすごい数のセレッソ大阪サポーターがいたのだから当たり前と言えば当たり前だ。勿論ご家族の方が多いとは思うが、こんなにいるとは想像していなかった。 身内以外のサポーターが単独で行けるかというと厳しい面もあるだろうが、その中でもサポートに向かう方々はいる。セレッソ大阪のサポーターの歴史はこのようにして続いていっていることに、誕生日以上に感激してしまう。アカデミーの監督に言われた一言を思い出す。 それだけがすべてじゃないのも真実。だが、綺麗なコレオを作るとか、迫力ある応援ができるとかだけではない、「サポーターとは一体何なのか」を考える機会としてアカデミーと触れ合ってほしいと切に願う。5年後10年後のクラブはきっと彼らが支える。そのサポートを。 今日は誕生日である。プレゼントを求めるよりも、セレッソ大阪に関わる方々のKindleの片隅に「 朝、目覚めたら、そこにセレッソライフが。 」を置いてくださることのほうが本当に嬉しく思える。今も昔も次世代のために手を打っていくのが役目だと、自負だけは心にある。 NEVER STOP,NEVER GIVE UP