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ターンオーバー考。

多くのアミーゴがタイを訪れている。今回は日程的に中々厳しく、4月のアウェー最後の広州には何とか行きたいと思ってはいるがどうなるだろうか。時間を上手く作れない自分自身に歯痒さを感じている。鼻と目のほうがもっと痒いわけだが。

このブリーラム・ユナイテッドとの一戦。尹晶煥監督はほぼ完全なターンオーバーを敷いてきた。特に、スタートが見込まれる山田寛人選手には大きな期待をしたいのだが、それ以外にも新加入選手を含めて、良いプレーをしてくれるものと思う。

ターンオーバーと聞くといつも思い出してしまうのがナビスコカップのターンオーバー問題・・・ではなくキャプテン翼。南葛SCの城山監督が出場を懇願する若林源三に向けて言い放った言葉である。それが耳にこびりついて離れないのだ。

若林 おれたちの目標は全国大会出場じゃない
全国大会優勝だ
これくらいの試練をのりこえられんようじゃ
年ねんレベルがあがっている全国大会にでても
とうてい勝ちぬくことは不可能だ
それならいっそのこと
ここで負けてしまったほうがました!

静岡県予選の準決勝、島田小サッカー部に先制され更に追加点を奪われたあとのこのシーンが、何故かずっと覚えているシーンのひとつ。この試合は、キャプテン翼の数々の試合の中でも、かなり清々しい気持ちにさせてくれるのだ。

と同時に、これは所謂ターンオーバーというものでは無いかと、大人になって気づいた。全国優勝に向けた監督の激でもあるし、若林源三を決勝にベストな状態で出場させる理由もあり、そしてサブの森崎有三を育成するためのものでもあった。

そのような意味付けからもこのターンオーバーというものを上手く利用し、選手層の底上げが出来た昨シーズン。今シーズンはルヴァンカップからACLチャンピオンズリーグには変わったものの、その流れは変わらないのかもしれない。

そしてその期間をより長く、そしてより厳しい試合をこなせるように、とにかく予選を突破し更に高みを目指して戦って欲しい。その中で多くのヤングスターやベテランの輝きを魅せてくれることを期待しながら、今日はモニタの前で、祈る。

あぁタイに再び行きタイ。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP

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