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テストは何を得て何を失うか。

何がトリガーだったかは分からないが、何故だか急に欲して三浦知良選手の「足に魂こめました」を読み始め、そして瞬く間に読了した。何を得て何を失ったか、まるで浜田省吾の歌のような気分。読み終わった感覚としてはそんな気持ちだ。

ひとつ理由を絞り出すとするならばフランスワールドカップのメンバー選出における当時の岡田監督の決断を思い出した、という結構ベタな内容。しかもこの本はアメリカワールドカップ最終予選いわゆる「ドーハの悲劇」前。何とも理由が雑。

とは言え、この予選とそれ以前のダイナスティカップからアジアカップに続くあのテストな流れ。あそこから日本サッカーは勢いを増し、そしてJリーグという珠玉を手に入れ、ドーハでは一度挫けたものの今があるのだな、と正に思う。

マリ代表との試合を見た。本番までの3ヶ月という正にサバイバルの中、選手によってはこの試合で得たもの失ってしまったものが沢山あると思う。ある意味4年に一回ではあるのだが、代表選手にとってこの時期のテストは学生と大差ない。

テストでは、勉強すれば点を手に入れ勉強しなければ点を失う。ではこの試合ではどうだったか。テストには受かったのかそれとも駄目だったのか、それ以前にテストすら解く機会を与えられなかったのか。追試はあるのか無いのか。果たして。

仮想なんちゃらの前にやらないといけないことはまだまだありそうだが、それでも試合をしてくれる相手国の方々には感謝したい。正直言ってマリ代表を甘く見ていた感も否めないし、セネガルはこれ以上のチームであることは間違いない。

何となく4月以降の立ち位置も分かってきたので、ロシアへの旅でも探してみる。多分一試合が限度だろうからどの試合を見るかによって随分変わってくる。あ、その前に広州に行く準備もしなきゃならない。さて「何を得て何を失う」のだろうか。

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