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「世界のいまを伝えたい」を読んで。

昨日クロアチア料理の「Dobro」に行った話を書いたが、その際、僕らがクロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナに対して支援をしていたことなどについてスタッフさんと少し話をした。写真で見るクロアチアの風景を見て、様々起こった出来事などを思い出したりした。

それにしても僕は幸せ者である。前述のボランティアを通じて多くの素晴らしい方と巡り合うことができた。それなのに中々恩返しができていないのも事実であり、自分自身を恥ずかしく思うときもある。そんな毎日ではあるが少しでもお役に立っていきたいと考えている。

そんななか、ようやくと言っていいくらいではある(本当にごめんなさい)のだがこの本を読んだ。フォトジャーナリストでアミーゴの久保田弘信さんと出会ったのはちょうど10年前(虎舞竜ではなく)のコソボ共和国大使館によるパーティの二次会が行なわれた居酒屋だった。

今でも覚えている。翌日健康診断を控えていた僕はご飯も酒も取れないなかこの二次会に参加し、そこで久保田さんと初めてお会いした。この本にも書かれている通り、戦場で生きる方々の生活を映し出している様を目の当たりにし、感動以上の感情が見つからなかったのだ。

その後も講演会や上映会、自宅などにも招待いただいたりして親交を深めていくたびに、「いやあ本当に凄い人なんだな」という気持ちばかりが大きくなっていった。また、海外で撮られた写真をいただいたりと感謝しても足りないくらいのものをいつも貰ってきた気がする。

「世界のいまを伝えたい」を読了した今、改めて久保田弘信さんという人物の素晴らしさに魅了されると共に、いつも仲良くしてくださっていることに嬉しい気持ちでいっぱいになってくる。最近はなかなか都合がつかず会えていないが、とても近くにいる、そんな気持ちだ。

書籍の中身については他に譲るのだが、”フォトジャーナリスト久保田弘信”という人物像がこの本の中で余すところなく描かれていて、実に人間味が溢れるものであることだけはどうしても言っておきたい。なぜそこへ行くのか、なぜそれを伝えるのか。まさに心を震えさせる。

アフガニスタン、イラク、シリア、そして。その中で生きていくことの困難さと儚さ。苦労されている難民の方々。愛くるしい笑顔を見せる子どもたち。サラエボで見たあの戦争の爪痕を思い出してしまった。多くの方にこの本を手にとってもらって是非読んでほしいなと思う。

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