個人ひとりひとりの小さなミスによって起こるケースと組織全体の問題によって招き入れるケースの二通りが存在する。明らかな過失はともかくとして、大半は「しくみ」が成り立っていないときにこそ、ヒヤリハットはインシデントに変わる。
ビジネスだろうがサッカーだろうが、どのような組織であっても同様。そういう意味において徳島ヴォルティス戦は、1-2という点差以上にチームとしての「差」がついていたことを実感できる。最後のシーンなどはその「おまけ」かもしれない。
それよりも非常に気になったのは(Clubhouseでも話したのだけれど)オウンゴール後そして試合終了後の静けさだった。もちろんコロナ禍で応援スタイルが限定されているのは致し方ないのだが、「クラップ」オンリーだけでは表現は難しい。
ここ数試合、サポーターの存在が重要であると感じてしまう場面が少なくない。「サポーターの声」そのものが選手のためになっているのか否かの議論はこの先もずっと続くのだろう。だが良くも悪くも「無くてはならない」存在であるはずだ。
そんなことを今、この瞬間に考えている自分がいる。スタジアムに行くのもままならない状況で、現状を早く脱することができれば良いのだが、なかなか。しばらくはクラブの力に頼るしかないのが実情でもある。新たな策を期待して待っている。
そういやヒヤリハットとインシデントの話に戻る。「ハインリッヒの法則」は、ひとつの重大な事故の元には29の軽微な事故があり、その前に300ものヒヤリハットが存在すると言われている。クラブが兆候を見逃さないことを心から祈っている。
NEVER STOP,NEVER GIVE UP
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