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何気なく、さり気なく、そして熱く。

チームのために”戦える”選手が僕は大好きだ。たとえ僅かな時間しか与えられなくとも全力で走り奪いそしてまた走る。セレッソ大阪にはそんな”戦える”選手が多くいた。今、尹晶煥監督の指揮により更に”戦える”選手が増えてきている。

正直なところ、仙台のクラブや埼玉のクラブに在籍していた頃の彼を、あまり好きではなかった。と言うか、どちらかと言えば嫌いなタイプの選手だった。そんな彼がセレッソ大阪に来ることになった時、あまり歓迎していなかったのも事実だ。

しかしながら、セレッソ大阪に入団し蓋を開けてみるとまったくの正反対。チームのために何気なく、さり気なく、そして熱く献身的にプレーし、そして先発だろうが途中からだろうが、最後の最後まで戦い抜ける選手だったことに気付かされた。

そこで僕は自分の愚かさというか心が小さいことを知った。それは本当に僕という人間の底の浅さを表現していたのだった。そして分かったのだ。僕は、彼のことを嫌いなのではなかった。他のクラブのために”戦える”彼が嫌いだったのだ、と。

彼のブログを見た。いつもと変わらないビックリマークの多い、軽いタッチ。しかし、その中にそっと、満開の花が見えた。「俺の中には桜は一生咲いています!」彼は最後まで何気なく、さり気なく、そして熱い男だった。改めて、惚れた。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP

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