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なぜ本を読むのか、と問われても。

「なぜ本を読むのか」と問われ「そこに本があるからだ」と簡単には言い切れない自分がそこにはいる。そして、なぜ人は本を読むのだろう、なぜ僕はこんなにも本を読むのだろう。そんなことをいつも考えてしまう。本を読みながら、である。

その本という話題。最近というかようやくというか、ジャパネットたかたの創業者で現在はV・ファーレン長崎社長でもある高田明氏の著書「伝えることから始めよう」をオーディオブックで拝聴し、先日読了した。その話を今日は書きたいと思う。

読んでの率直な感想だが、自己啓発本というよりはどちらかというと自叙伝に近いものではあるが、非常に読みやすい(この場合は聴きやすい、か)。カメラ店から始まり撮影スタッフの話などとても興味を掻き立てられる内容だった。

とある方に「どうせ本を読むなら、ハウツー本や自己啓発本よりも、歴史を創った人の自叙伝や伝記を読んだほうが良いですよ」と言われたことをなんだか思い出してしまった。確かにそれ以降「人の生き方」に関する読書が多くなった気もする。

先日ある会社からの献本。第一部は業界の仕組みみたいな内容であまり興味が湧かなかった。がしかし、第二部以降の社長さんの話になると半ば食い入るように短時間で読み切ってしまった。実のところそんな人間臭さを求めているのかもしれない。

本には魔力がある。読みだしたら止まらない、だけではなく、その本の中に入っていく気持ちになる。その昔「ネバーエンディング・ストーリー」という映画もあったが、まさにそのような気分になってしまう。その感覚が好きで読んでしまう。

確かに面白くない本もこの世には存在する。しかしながら面白い本に出会った時の感動は、忘れられない一瞬となる。これからも多くの本と出会いたいし、そして多くの「人の生き方」にも触れたい。そんな思いでまた次のページを僕は開く。

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