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第12節 名古屋グランパス戦。

役割が増えれば増えるほど、更に重い役割を上増しされていく。それはやはり信頼されている証拠か、それとも何か他の要因があるからか。仕事でもサッカーでも同じような場面に度々出くわすが、出来が良すぎるというのも少々勝手が悪い。

ゴールデンウィークの真っ只中の平日の夜、連戦でしかも大雨の中での名古屋グランパス戦は、当然のことながらDAZNで見逃し配信での観戦となった。これで一体何試合連続でスタジアム観戦できていないのかと自分自身少々案じている。

試合内容はと言うと御存知の通りスコアレスドローとなった。ワールドカップ出場へと相当な期待をされていた清武弘嗣選手が足の怪我で離脱したため、開始20分程度で山村和也選手がスクランブル出場となったが卒なくこなしていた。

それにしても彼は本当に色々な役割を淡々とプレーしているように見える。この試合では途中出場で2トップの一角にも入ったが、ボランチ、センターバック、昨年のトップ下含めて、もうセレッソ大阪になくてはならない存在となっている。

話はちょっと変わる。最近ちょうど「キャプテン翼ROAD TO 2002」を読み終わったところなのだが、大空翼が”バルサの鷹”リバウールのポジションでもあるFCバルセロナのトップ下にこだわり、Bチーム降格という挫折するシーンがある。

プロとは、やはりこのこだわりが必要なんじゃないか、自分自身も以前はそう考えていた。「やりたいこと」「やれること」と「期待されていること」。当の本人とその上役との間には少なからずギャップというものが存在している。

しかしながら山村選手を見ていると、そんなことを考えている自分の考えも否定してしまいたくなる。様々なポジションを任されるのは正に頼られている証拠。こだわり同様これはプロであるが故の立ち振舞いなのではないかと感じた。

勿論、山村選手も言いたいことは山ほどあるのだろうが、それ以上にプロとして信頼されるプレーに集中している気がする。尊敬に値すると同時に、彼のような選手が今の日本代表に必要なのではないか、と真剣に思うところでもある。

トップ下へのこだわりを持ち続けた大空翼について。リバウールからの「まだトップ下にこだわっているか」との問いに対しポジションはどこでも良いと答えたシーン。読んでいて山村選手とシンクロしたような気がして泣きそうになった。

山村選手と翼に勇気をもらい、また明日から頑張れそうな気がしてきた。今いる場所、今与えられた役割を真剣に生きる。それはプロとしてのこだわりと同じくらい重要なことでもあるのだろう。仕事もサッカーもそこが大事なのだと思う。

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第29節 大阪ダービーマッチ。

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「ダービーマッチは、勝つかもしくは死ぬかのどちらかだ」壮大な格言もどこか過去のようなそんな世の中になってしまった気がする。時代によってサッカーも変化し続けているが、大阪ダービーもずいぶんと変わってきたのだろう。良いか悪いかは別物としてもだ。

こんなことをあまり書きたくもないのだが、体力の限界まで走り抜いて試合途中で起き上がれなくなった相手をモニタ越しに見て、今日の試合にかける思いの差を感じた。ぶっ倒れるまで走ることを強要しているのではなく、見ている人は見ているし、思う人は思う。

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