住む街住む町で周辺を探索する。多くの人に様々な出会いに遭遇する。なんだか有名女優が出演する地下鉄のコマーシャルみたくなってしまうが、街には街の顔というものがあり、その顔に向き合うたびに嬉しい気持ちになる。日本という国は本当に素晴らしいと思う。
犬を連れて散歩に出かける。緑道を歩きながら街を見渡す。住み慣れた本所も下町風情があり心地良かったが、この中野(とある方から”シティボーイですね”と言われた)もなんだかホッとするくらいの親しみやすさがある。そんなことを考えながら更に歩いていく。
僕らは川にぶつかった。神田川である。僕よりもう少し年齢が上くらいの方々にとっての神田川はやはりかぐや姫。「貴方はもう忘れたかしら」で始まるこの歌、昭和48年(1973年)の発表なのでリアルタイムで聴いてはいなかっただろうが、何故だか歌うことができる。
歌碑があった。犬と僕はそれを見ながら口ずさむ。その向こうには綺麗な桜も見えている。”神田川四季の道”と言うらしいので早速歩いてみる。散りゆく花びらが目の前を通り過ぎる。「若かったあの頃 なにも怖くなかった」。もう若くないのだなと今更ながら知った。
NEVER STOP,NEVER GIVE UP
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