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ニワカファンでも良いと思う。

所謂ニワカファンだ。ラグビー自体真剣に見ることなどそれほど無かった。4年前の南アフリカ戦の歴史的勝利(この表現もどうかと)といった節目節目では何気に目にしたが、その後見たという記憶もない。国内リーグも行なわれているのは知っているものの、どうにも興味が出なかった。

それは今回日本で行なわれているワールドカップであっても同様だった。チケットが販売されても頑張って取ろうという意欲が皆無に等しく(とは言え開催直前になって探しまくったのはここだけの話)、東京オリンピック前のプレ大会的なイメージしか無いのが正直な感想でもあった。

まあ事あるごとに「僕が日本にいないときに限って強い」とか言ったりしていたが、今回のラグビー日本代表はそんな疫病神をも超越するくらいの素晴らしきチームだったような気がする。その中心がリーチ・マイケル選手。心技体すべてにおいてまさに真のキャプテンだったと感じた。

それにしてもラグビーの国家代表というものは実に多様性に満ちている。その国でプレーしている外国人は代表選手として参加することができる。なんとも言えない今風の仕組みのような気がするのだ。かなり違和感を持っていたこの選出も、知れば知るほど素晴らしく思えたりする。

また、「シンビン」なるキーワードや反則の種類。退場になっている間に起こる出来事に対する処置。特定の選手で無いとこなせないポジション(サッカーなら考えられない)。そんな様々なルールを知る機会も、今回のワールドカップがなければ僕は手に入れることができなかった。

こんなニワカなファンをも惹き込んでしまうラグビーの魅力を提供してくれたラグビー日本代表の旅が昨日終わった。サッカーワールドカップ2002年のときにもそうだったが、これから国内リーグがどのように盛り上がっていくのかが肝心になるのだろうな、と余所者ながらそう思った。

しかしながら、僕の周りにこんなにもラグビーを愛する方が多かったのかという紛れもない事実がある。スタジアムに足を運んだ方々がここから更に愛を注ぐのだろう。あの国歌斉唱で感極まり涙するスクラムハーフ流大選手の姿を見ているだけでもラグビーが好きでで居続けられるな。

ニワカファンでも良いと思う。

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