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広島と長崎。そして。

先月、仕事で広島に行った際に原爆ドームを訪れた。本当に久々に見た原爆ドームは変わりなく戦争の悲惨さを表していた。外国人旅行者の方々が大半。建物を説明しているボードをじっくりと読んでいる方々が多かったが、逆に日本人は読んだことあるのかなとも思った。

中学生の頃の卒業旅行が確か広島の平和記念公園と山口萩の城下町だったように覚えている。学生時代には広島に原子爆弾が投下されたという社会の勉強レベルでの知識でもあったが、大人になるにつれてさらなる情報と学習意欲が増し、知る機会も格段に増えていった。

それは2002年からクロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナを支援する活動を始めたこともきっかけのひとつなのかもしれない。多くの方々と出会い、学び、そして伝える。戦争の無い世界で思う存分にサッカーを楽しめる幸せ。そんな当たり前の日常を噛み締めている。

2019年は正月明けの長崎と併せてこのふたつの場所を訪問できたのは非常に意味のあることではないかと自分自身の心に問いかけてみる。初めて日本に来たアミーゴが一番行きたいと言った街、広島。原爆ドーム。平和記念公園。日本人はもっと注目してもいい気はする。

どうやら今年は靖国神社を訪れることは難しそうな8月15日。僕らはまた終戦記念日を迎える。最近は中々行けていないのが悲しすぎる長居スタジアム(ヤンマースタジアムか)には「平和な世界でサッカーを」の幕が今も張られているのだろうかとひとり懐かしむのだった。

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