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第32節 ヴィッセル神戸戦。才能。

個人の才能というものはどこまでいっても縮まらないと僕は思っている。よく「10%の才能と90%の努力」「90%の才能と10%の努力」なんて言葉を聞く機会があるが、プロフェッショナルな方々は「90%の才能に90%の努力」を実践しているからこそ超一流なのだろうと感じている。

昨日のヴィッセル神戸戦ではその個人の才能という違いを見せつけられた感があった。うちの右サイドを徹底的に突いて最後は決められるという、なんだか詰め将棋をされているかのような空気。才能という真綿で首を絞められているのではないかとモニタ越しに見ていてそう思った。

それにしてもあの滑るピッチは一体何なのだろうか。いや、滑るというよりは芝ごとえぐり取られているような状況だった。試合前にかなりの水を撒いたようだがそれだけが原因でもなさそうな気がする。ゴールを決められたシーンでも足を滑らせたように見えたのは僕だけだろうか。

この敗戦によって、アジアチャンピオンズリーグへの道がかなり遠のいたのは紛れもない事実だ。それ以上に関西のクラブに負けるのはいつでも気持ちが萎える。残り二試合に影響を及ぼしかねないこの才能の差。何がこの状況を変えられるだろうか、と選手たちも思っているはずだ。

そんな後味悪い試合が今の東京の雨模様以上に僕の気持ちを萎えさせている。だが悪いニュースのあとには良いニュースもあるはず。世の中はそんなバランスで成り立っている。あたかも神が存在しているかのような絶妙なバランス。僕は試合後、そんなことを考えながら散歩に出かけた。

天才とそうでない者をバランスよく配置するのと同じくらい、良いことと悪いことも均等に顔を出してくるだろう週末。セレッソ大阪各カテゴリーで勝ったり負けたりする週末。今日も一試合が待っている。才能だけが全てでは無いというところを今日多く見せてもらいたいと思っている。

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