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#大観覧車。映画を大正区で。

こんなことを書くと多少変に受け止められてしまうのかもしれないが、大阪市24区のひとつ「大正区」という場所はどこかミステリアスである。沖縄県人が多く、本州とは陸続きになっておらず、渡し船とたくさんの橋だけが生命線のこの瓢箪のような形の大正区を愛して止まないのだ。

今では面影すら無いのだが、僕が子供だった頃にはこの大正区にも映画館が存在していたのだ。当時はどんな作品が上映されていたかも全く記憶に残ってはいない(戦隊ものとかなのだろうか)。しかしながら弟と二人、何度か両親に連れて行ってもらったのだけは何とか憶えている。

大正区で映画というとマイケル・ダグラスさん、高倉健さん、松田優作さん出演の「ブラック・レイン」をどうしても思い出してしまう。(バスでしか移動が難しい)とても縦に長いこの”島”の奥の奥にあった中山製鋼所で撮影された。この映画の公開が1989年。時が経つのは本当に早い。

先日、その大正区が舞台のひとつでもある日韓合作映画「大観覧車」(「あなたの宇宙は大丈夫ですか」というタイトルもあるらしい)を一週間限定で公開されていたケイズシネマで見た。いくつもの大阪中の街の風景が目に入ってきて、懐かしさと新鮮さが入り混じった鑑賞だった。

実は上映前にケイズに着いたときベク・ジェホ監督がいらっしゃったのだが、まあ今じゃなくても良いかと思って声をかけずにいた。アミーゴからも映画の感想を監督に伝えてほしいと言われていたので見たあとに・・・と考えていたら、取材があるとのことで帰ってしまったのだった。

まあ、いいか。111分という結構長い映画を見終わったあと僕は、ひとつの想いに至った。「大正区に映画館があるのだろうか」そう思ってしまったのだった。子供の頃のように大正区で映画を見たい。今度大正区に戻る機会があるのだが、それまでに少し調べてみようかと考えている。

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