九州の福岡県に来ている。2020年に入ってまだ二ヶ月経ったところだが既に三度目だ。飯が美味いので良いのだが前の二回とはまったく違う空気感である。飛行機に乗るために訪れた羽田空港も人があまりいない。これは新型コロナウイルスの関係で外国人が少ないのはほぼ間違いないだろう。
福岡空港が綺麗になっているのはもう見飽きた。僕自身、なかなかプライベート旅行することが少なくなったなあとか思いながら、それでも来たからにはちょっとでもその街を味わって帰るのが僕の流儀・・・だが、それもやり切った感もある。今日も遅くまで仕事してやはり旅感覚ではない。
福岡と言えば博多の森だ。様々思い出があるこの地だが、最近、よく頭の中に浮かんでは消えるのが1994年の天皇杯。浦和レッズとの準々決勝。博多の森陸上競技場のほうだった記憶がある。しかしそれ以外の内容はほとんど僕には残っていないのだ。それが何故なのかはまったく分からない。
結局、ファイナルまで勝ち上がったあの天皇杯でこの試合だけ覚えていない理由を必死に探してみても、どうも情報に辿り着けない。脳裏に焼き付いているのは浦和レッズサポーターの姿。23,000人くらい入っていた(らしい)この試合。いつの日かどこかから、何かが降りてくるのだろうか。
当時にスマートフォンなどがあったならば、この記憶を留めておくことができただろう。そんな経緯もあり、今の僕は、どんなときでもパシャパシャ写真を撮ったりしている。いつか何も思い出せなくなったときに、ふとしたきっかけになるよう、これからもひたすら被写体を収め続けるのだ。
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