スキップしてメイン コンテンツに移動

蹴球堂、リスタート、始める。

「蹴球堂はこれからどうなるんですか?」とよく言われる。逆に僕らが聞きたいくらいに色々と悩みながら検討を繰り返している。今はネットショップでのビジネスを中心にしているが、本来僕らが目指していたのは、ふとしたときに集うことができるセレッソファンの場を提供すること。

サッカーショップ蹴球堂長居店はまさにそんな場所だった。試合前には今日のゲームがどうなるのかを話したくて立ち寄り、試合後は映像を見ながら結果について振り返りつつ悲喜こもごも語り合う。いや、試合の日だけじゃない。セレッソ大阪をいつでも感じられるそんな場所が必要だ。

当時はセレッソ大阪のネットショップが充実していなかった。長居周辺にはオフィシャルグッズが買える場所もないうえに、試合当日はスタジアムのグッズ売り場が混雑するという状況が続いていた。そういう経緯もあり猫の額ほどの店舗にたくさんの方が来てくださったことを思い出す。

ロスロボス駒川店が閉店する際「グッズ販売を受け継いでもらえないか」とクラブからお願いをされて始めたオフィシャルグッズの販売。これからは長居公園内にオフィシャルショップができる予定でもある。セレッソ大阪との約束。だからもともとこれは僕らのテリトリーではないのだ。

僕らの持ち合わせるアイテムは「人」だ。人の心なのだ。これだけは昔から一切何も変わっていない。僭越ながら僕らから触発された多くの「セレッソファンのため」の店が長居周辺にも生まれ始めている。彼らの活躍を見ていると、リスタートを意識せざるを得ないことに気付かされる。

新しいステージがこれから始まる。サッカーショップ蹴球堂が誕生したのが「長居の悲劇」の6年後である2006年5月27日。今年はあの日からちょうど20年の節目の年。新たな蹴球堂のありかたを模索して、そして僕は少しだけ気付いた。アミーゴがいる。集う場所がある。イバも、動く。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP

コメント

このブログの人気の投稿

祝・200試合出場。思い。

 コロナ禍に、コールリーダーの言葉が伝わる環境を作った。それが「#コールリーダーウダウダ」。ひたすら毎週話し続け、今週、その#コールリーダーウダウダの200試合出場を達成した。 年間52週。そう考えれば、4年は続けているということ。今週のコールリーダーウダウダでも話したが、コロナ禍を忘れつつある。いや、忘れてはいけない。決して忘れてはいけないのだ。 だから話し続ける。継続は力。継続は愛。そんなことを思い浮かべてしまう。時代は変わる。でも変わらないのは、人の心、サッカー。そして、なによりも大きいセレッソ大阪への思い。 「#コールリーダーウダウダ」をやっているとよくわかる。セレッソ大阪のコールリーダーは、多くのものが継承されている。実に30年以上に渡って、様々な思いがつながっているのだ。 200という数字は、その思いの積み上げの上に成り立っている。そんな思いを、これからも紡いでいかねばならない。そう強く感じた200回目のハーフタイム。仲間はありがたいと感じた。 NEVER STOP,NEVER GIVE UP

『継続は力なり』とか言うが。

 #コールリーダーウダウダ 200試合出場記念ステッカーが多くの方の手に届いていることを願う日々。大した話でもないけれど、ごくごく小さいことを積み重ねてきた結果なのだとも思う。 セレッソ大阪のコールリーダーは、1993〜1994年から30年以上連綿と続く旅路なわけで、この絆はちょっとやそっとじゃ崩れない。セレッソ大阪は、Jリーグはそうやって成長してきた。 その、言葉では表現しにくい、人間的なつながりを、スペースでは出しているつもりなのだが伝わっていれば嬉しいところ。だからこそ、今、ここにいる意味なども意義もあるのだろう。 ステッカーの画像をSNSでアップしてくれているのを見る。ふと胸が熱くなる。やってきたことや、やり続けてきたことの全てが、正しいものではないことも重々理解をしているつもりだ。 だけどそれらは、決して間違ってもいなかったのだなとも思えて、人間的なつながりに感謝してしまう日々。その輪がここまで大きくなり、そしてここからも更に大きくなっていくはずだ。 だから、続けられるだけ続けよう。昔ある人に言われた言葉。「『継続は力なり』とか言うがあれは嘘や。ほんまは『共に継続する仲間がいることは力なり』なんや」。これ、まさに本質。 ※ステッカーはイバのところにも若干あるので、もし手に入らなかった方は、スタジアムやお店などで見かけたときに声をかけてください。人と人のつながりから何かが始まりますよね。 NEVER STOP,NEVER GIVE UP

今も昔も。

 今日は誕生日である。もうこの歳になると嬉しいとか悲しいとかは感じなくなるものの、やはりお祝いのメッセージを頂いたりすると心が踊る。そして、そのカンバセーションの大半はセレッソ大阪。やはり切っても切れない縁が、サッカーによって大きく広がっていく。 身体はそれほど言うことを聞かなくなってはいるものの、それでも多くのところも顔を出したいと思うし、多くの方とお会いしたいという思いが歳を重ねるごとに強くなっているのは事実だ。それだけ「死」というものと向き合っている証拠とも言えるし、そうでもない。 小樽へ行ってきた。札幌に行く用があり少し足を伸ばしたわけだ。グラウンドに着いた瞬間に我が目を疑った。ものすごい数のセレッソ大阪サポーターがいたのだから当たり前と言えば当たり前だ。勿論ご家族の方が多いとは思うが、こんなにいるとは想像していなかった。 身内以外のサポーターが単独で行けるかというと厳しい面もあるだろうが、その中でもサポートに向かう方々はいる。セレッソ大阪のサポーターの歴史はこのようにして続いていっていることに、誕生日以上に感激してしまう。アカデミーの監督に言われた一言を思い出す。 それだけがすべてじゃないのも真実。だが、綺麗なコレオを作るとか、迫力ある応援ができるとかだけではない、「サポーターとは一体何なのか」を考える機会としてアカデミーと触れ合ってほしいと切に願う。5年後10年後のクラブはきっと彼らが支える。そのサポートを。 今日は誕生日である。プレゼントを求めるよりも、セレッソ大阪に関わる方々のKindleの片隅に「 朝、目覚めたら、そこにセレッソライフが。 」を置いてくださることのほうが本当に嬉しく思える。今も昔も次世代のために手を打っていくのが役目だと、自負だけは心にある。 NEVER STOP,NEVER GIVE UP