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今こそ「ネバーギブアップ」。

昔からさまざまなTシャツを作ってきて思うのは、制作したときよりももっとあとで必要になる瞬間がかなり多いということ。しかしながら、時間とともに陳腐化していくものがいくつも存在している。デザインなんて栄枯盛衰。だからデザイナーさんって本当に凄いなといつも思ってしまう。

僕のなかでの最高傑作は「フランスで君と会いたい。」Tシャツだ。今も持っている方が多いかもしれない。ご存知”アキ”こと西澤明訓さんがフランスワールドカップ出場に向けて戦う日本代表に初選出されたことを祈念して作ったものだ。確か、1997年5月21日の国立競技場での日韓戦だった。

それ以外にも他クラブのサポーターの方から依頼されたものや、もちろん527のデザインも含めてよく作っていたなと思い出される。もうそのひとつひとつはデータも残っていないと思う(調べていないので何とも言えないが)。記録より記憶を大事にするタイプらしい行動(単にB型なだけ)。

昨日のブログで「サッカーショップ蹴球堂BASE店の在庫をすっからかんにしたい!」と書いたら、そのあとで何枚かのご注文を頂戴した。本当にありがたい話だ。その販売しているいくつかのデザインに、このブログの文末にいつも添えている「NEVER STOP,NEVER GIVE UP」というものがある。

当然ながら横断幕などにも利用している僕らにとっては常套句のような存在だ。昨日アミーゴといろいろやり取りしている中で「ネバーギブアップ」の大事さを語り合っていたのだった。こんな時期だからこそ、このような事態だからこそ、この「ネバーギブアップ」の言葉が、胸に染みた。

僕はシンプルな言葉でシンプルに伝えるのが好きだ(単に喋り下手なだけ)。あの当時の「フランスで君と会いたい。」なんてフレーズを考えてしまうのは多分僕だけだ。まさに簡単だけど重みがある言葉づくり。だから今は「ネバーギブアップ」を胸に掲げて、常に前向きに戦いたいと思う。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP


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