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「ラストサムライ」とプロ意識。

信じてもらえないだろうが性格と気性が相まってなかなかの人見知りである。ましてや外国の方ともなれば尚更のことだ。そんな状況ではあるが多くのグローバルなアミーゴともつながってきた。インターネットやソーシャルネットワークのお陰もあって本当に楽しい日々を過ごせている。

録画していた「歴史秘話ヒストリア」を今朝ようやく見ることができた。基本的に僕がチェックするのは幕末や明治初期の話が中心だ。今回のタイトルは「サムライとフランス軍人−幕末ラストミッション」。滅びゆく旧徳川幕府軍と最後まで戦い抜いたフランス軍事顧問団についてだった。

ところで、トム・クルーズ主演の映画「ラストサムライ」を鑑賞したことがある方は多いと思う。そのトム・クルーズが演じたネイサン・オールグレン大尉のモデルとも言われるのがジュール・ブリュネ軍事顧問団副隊長。幕末期の歴史をあまり存じない方は聞いたことのない名前だろう。

徳川幕府に請われ異国での軍事訓練を行なう「幕府陸軍の近代化への支援」というミッションを持って日本を訪れた顧問団。その中でも帰国命令に背き函館五稜郭まで戦い抜いたブリュネ公。母国に戻るまで我ら日本人と行動を共にしたこのフランス人の姿に、正直感動が止まらなかった。

幕末明治好きを公言していた僕はこのブリュネ公を以前からも知っていた。知ってはいたが、何となく日本人を好きになり感情の向くままに行動していたのかと思い込んでいた。軍事顧問というプライドやミッションをクリアするためのまさに「プロ」としての振る舞いに感動してしまう。

日本人はこの時点においても既にグローバルの一員として外国人から多くの学びを得ていた。もちろんこの幕末期以前も行なわれてきた海外交流によって日本が強くなった部分も無くはない。いまの不安定な国際情勢だからこそあの頃の歴史を学んでいきたいと強く感じた番組でもあった。

助っ人としてセレッソ大阪に加入した多くの外国人選手たちも、そんな「プロ」としての強い気持ちで日本に来たのだろう。結果は水物だがまずは自分たちがやれることの全てを出し切ってくれたはずだ。そんな外国人選手を応援してきたことはグローバル人材としての立派な行動でもある。

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