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「自分自身」をシリアスプレイすることで生まれる何か。

僕が「LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテーター」となってちょうど一年となった9月17日。ありがたいことに過去のこの日を思い出させてくれるフェイスブックは実に素敵なツールだ。どこまで使うかは不明だがまだ当分お世話になるだろう。

先週金曜日。東京五反田で行なわれたワークショップに、ファシリテーターとして声をかけていただいた。これもフェイスブックがつないでくれたご縁かもしれないが、僕がレゴ®シリアスプレイ®のファシリテーションを行なっている様(投稿)を見て、誘っていただけたのだと思う。

今回はある特定分野における「自分自身」の特性や考え方や他者から見た付き合い方、そして目指すべき方向性をその作品群から導き出すというワークにさせていただいた。作品に個性が溢れ、個人個人の考え方を尊重したダイアログが生まれた素晴らしいシリアスプレイだった。

誰にとっても簡単でブロック同士をくっつけていくだけで完成する作品。スキルとチャレンジのバランスに調和が生まれてくる。作るにつれて更に感性が研ぎ澄まされ、各人がフローな状態に入っていく。作品の完成度が問題ではない。作品は既に「自分自身」へと変貌している。

レゴブロックくらい「自分自身」を忠実に表現することができるツールは、今のところ僕の周りでは見当たらない。そしてその思いを熱く伝えるのがファシリテーターとしての僕の役割でもある。今回もヒートアップしてしまったのだが、あくまでも主役は参加者である皆さんだ。

僕の技量ではまだまだ人を変えられないかもしれない(そもそも人を変えようとは思っていない、人は自分で変わろうとした瞬間に変わる)が、レゴは少しだけその手助けをしてくれるのだと今回も気付かされた。シリアスプレイ(真剣に遊ぶ)ことの重要性を改めて感じている。

「自分自身」をシリアスプレイすることで何かが生まれたのなら、これから先の道筋に僅かでも光が見えたのなら、それは実にファシリテーター冥利に尽きるというものだ。考えを形にする、形から考える。今、ようやく形として目の前に誕生した瞬間だ。それを心に留めるのだ。

※引き続きサッカーショップ蹴球堂ではチャリティー販売を実施しています。どうぞよろしくお願いします。

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