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雨降りが好きだった理由。僕らが存在する理由。

台風が近づいている。最近では風水害も多く不謹慎ではあると思うが、子供の頃は雨降りの日が好きだった。しかしながら時を重ねるたびに好きという感情がなくなっていった気がする。先日に見た映画「天気の子」ではないのだが、恵みの雨があればそうでない雨の場合もある。

月曜、水曜、金曜と今週レゴ®シリアスプレイ®のワークショップが続く。対話の内容も全て違うのでドキュメント作成が目の前の課題だ。昨日一日かけてなんとかふたつのプレゼン資料を仕上げ(自分なりに)たので残りひとつ。類まれなる集中力の欠如と仕事が遅い性分を呪う。

「LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテーター」となって早いもので一年が経ったが、それにしても多くの方にお声をおかけいただいて非常に感謝している。この歳でもあるので体力とのトレードオフが必要だが、なんとかお役に立ちたい。

一年間ワークショップを行なってきてやはり感じるのは一年前にも書いた「声なき声に耳を傾ける」ことであると確信している。「好き」の反対語は「嫌い」ではなく「無関心」であることを僕は常々言い続けているが、言葉にならない思いは組織にとって何の足しにもならない。

不確実な世の中でもある。モヤっとしたこの感情のまま会議を進めるのかそれとも原点に立ち返って「自分たちは一体何者なのだろうか」「自分たちは何のために存在しているのだろうか」「自分たちはなぜここにいなければならないのだろうか」を再認識してみるのも手である。

個人的感想だが、チームが上手くいかない大半がこれらを意識しないまま「どうすれば」を探す旅に出てしまっている。そして、到底これらは自分たちだけでクリアできる問題ではない気もしている。だからこそコンサルタントだけでなく僕らファシリテーターが存在しているのだ。

僕は解決方法を指し示すこともできないし、正しい方向性を見出すこともできない。しかしながら組織やチームが進むべき道を照らし、掃き慣らし、歩きやすくすることはできるのかもしれない。その仕事が今の僕の心と身体にとって、間違いなくフィットしていると思っている。

もうそろそろ関東地域も雨が降ってくるはず。子供時代に好きだった理由のひとつに「雨上がりの虹」というご褒美があった。先日、出産祝いのお返しでLEGO®のペンを貰った。僕の前に今、虹がかかった。何となくではあったのだが進むべき道を照らしてくれていたようだった。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP

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