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映画「グリーンブック」で「知る」。

昨日も書いたが6月19日の全面解除が現実味を帯びてはいるものの、それでもまだまだ表に出ていくことが難しいのかもしれない。それはもちろん自分自身の社会的立場の影響力というものがあるのと、それ以上に他の方へ向けた配慮のところが大きい。まだまだ自宅での日々が続いていきそうな予感だ。

お知り合いの方々の映画も公開されたりしているが、このような状況下なのでなかなか映画館へも行けない。そんなこともあり、過去の映画をDVDや配信サービスで見る機会が圧倒的に増えた。その中でアカデミー賞を受賞したのにまだ見ていなかった「グリーンブック」をようやく見ることができた。

賛否両論があるのは重々分かってはいるが、僕個人としては非常に意味のある映画だったと思っている。最近は特に、実話に基づいた映画(賛否両論はまさにここ)を中心に見ていたので、実際に起っていた事実を知る機会にもなっている。特にアメリカでの出来事もあり、僕のなかの何かに触れた。

この、差別の問題について多くの出来事があったりして、何とも言えない寂しい気持ちになっている。ニュースを見たとき、以前とある知り合いの方から言われた「理解してほしいんじゃなくて、まずは知ってほしいんです」という言葉を何故か思い出した。何よりも「知る」ことが大事だと僕は思う。

僕自身、多分、何処まで行ったとしても、すべてを理解することはできないような気がしている。決して変な意味ではなく、「知る」ことはできたとしても僕には本質を理解できるだけのバックボーンが無いのも本音のところだ。だからまずは「知る」ことを始めるのが大事なのだと気づいたのだった。

映画とは「知る」本当に素晴らしい媒体である。確かにどちらかに偏ってしまうこともときにはあるのだが、それでも、その内面を知ったうえで自らを選択をしていく、という生き方もできるのだと僕は感じている。これからも、そんな多くの映画と出会って、その映画の内面を知っていくのだろうな。

グリーンブックと言えば最近このような本を読んでいる。アマゾンで発注したのだが物が無いとキャンセルをくらい、それならばとヨドバシカメラにお願いしたら「6月の中旬以降です」とつれない返事があったものの無事届いた。かなり重たいのだがメタファーを「知る」良い機会だとも思って、学ぶ。


NEVER STOP,NEVER GIVE UP

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