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新年。

激動の一年が明け、また来たるべき一年が訪れるという、あいも変わらない人生を送っている。少なくともこの2022年という空間を、また、多くの方とともに歩めればそれでいいと感じる自分が大きくなってきた。年齢を重ねている証拠だろう。 セレッソ大阪というクラブを愛し始めてかれこれ三十年弱となるわけだが、この思いだけは決して色褪せないのがありがたい。ひとえにこれは仲間の存在が大きい。時間というファクターは人を不幸にすることもあれば、人を幸せにもしていく。 ようやくヨドコウ桜スタジアムに足を踏み入れることができ、F.C.OITOでイベントも開催できた。Twitter Spaceだって四十四回も続けることができたのだ。2022年はいったいどんな一年になるのだろうか。そう思っていた矢先に、あれが来た。 今年も多くのアミーゴに巻き込まれながら過ごしていくことになるだろう。 サッカーショップ蹴球堂は、まあぼちぼちやっていく。健康に気をつけながらゆっくりと前に向かって、着実に歩く。そうして辿り着ける先の、その向こうへと・・・。 NEVER STOP,NEVER GIVE UP

「ボコボコ」にされるということ。

セレッソ大阪はシーソーのような成績をひたすら繰り返してここまできた。それはもちろん優勝争いのあとに降格するパターンだけでなく、攻撃的なスタイルのあまり大量得点もあればボコボコにされるシーンも数多く存在した。そこが魅力だといえばそこまでだが、たまったものではない。

Jリーグを目指してJFLを戦っていた1994年。当然のことながら一年での昇格を信じていたのは当時のセレッソ大阪関係者全員の思いだった。この年のJ準加盟クラブは、選手層やプロとしての環境面など他のクラブと比べても一枚も二枚も上手だったが、それでも毎試合がドキドキの連続だった。

単純に昇格だけではなく「優勝をして昇格する」という夢を全員が持っていた。しかもそれは夢ではなく使命でもあるとみんなが考えていたような気がする。終盤に差し掛かるにつれて、プレッシャーやらなんやらでかなり気持ちも張っていた頃に、アウェイでの柏レイソル戦を僕らは迎えた。

全部記憶に残っているかと言われると正直謝るしかない。結果としての2-4というスコア以上に、まさに「ボコボコ」にされた思いだったことだけはしっかり身体と頭が覚えている。Jリーグ昇格もJFL優勝も白紙になってしまいそうな柏からの帰路のどんよりとした気持ちがとても印象的でもある。

そして同時に、Jリーグを目指すクラブのアウェイはこうあるものかと、レイソルサポーターの気迫にすべて持っていかれた気分だったと思い出している。やはり、Jリーグに上がりたい優勝したいと思っているのは、決して自分たちだけではない。分かっていたのに改めて気付かされたのだった。

何かの拍子にこの試合のダイジェストを見た。もうほとんど記録なども残っていないのだろう。当時の柏レイソルにはスーパースターのカレカ、セレッソで関連しているといえば大倉智さんが在籍した。そして極めつけは、この試合でもゴールを決めた大熊裕司さんという顔ぶれだったのだ。

この年の印象というと、優勝したコスモ石油戦や藤枝ブルックスとの延長Vゴールがまっさきに出てくるはずだろう。だが僕の中ではこの試合がセレッソ大阪にとっての「ボコボコ」の原点のように思える。実のところ昇格同期の柏レイソルとは切っても切れない縁のようなものを感じている。

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