休みという休みではない(毎回そんな気がする)のだが、連休となると、空いた時間で読書量が増える。本を読んでいると何だか心が落ち着く。僕が生きている日数は10,000日も無さそうなので、一週間に一冊を読んだとしても1,400冊程度だ。
そう思うと、読む本も選別していかなくてはならない。しかしながらどうしても実益よりも趣向を意識して読んでしまう。僕の良いところなのかそれとも悪癖なのかは分かりづらいが、人間の感情など常にうつろいやすく常にふわふわしている。
そんな折この本を読んだ。初めて耳にする「FFS理論」とマンガも映画も見たことがない「宇宙兄弟」のコラボレーション。あるきっかけでインプットの無さすぎるこの書籍を手に取った。少しだけかじっていたが何とか一日ですべて読み切った。
本の詳細は他に譲るが、自分自身がどういうタイプや型なのかを調べてみたところ、特性をかなり正確に捉えられた結果が現れた。「宇宙兄弟」の登場人物など誰も分からないのにサブキャラを充てられても、とは感じたが、詳細は比較的正しい。
もちろん若い頃は「持っている自分」と「見せている自分」とのギャップに悩んだりした。これは今も昔も同じだ。通り一辺倒の教育手法。学歴重視の中間層。そして何より「個性」という名の呪縛に囚われている子供が実に多いと感じるのだ。
大人になればなるほど守るべきものが増えてしまい、なかなか思い切ることもできなくなる。だが逆に歳を取れば取るほどに、どういうわけか素直になれていくような、そんな感覚もあるような気がしている。人間とは、実に不思議な生き物だ。
子供のときに戻って「性格当てゲーム」に戯れたいとは思わない。しかしながら大人としての自分自身の置き位置なども一度診断してみてもいいのかもしれない。どんな方向性を示しても素直に受け止められるだろう。もしも自分を信じるなら。
NEVER STOP,NEVER GIVE UP
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