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「特別な夏」の八月一五日。

 今年の夏は「特別な夏」。日本人にとって忘れてはならない今日という日も同じく忘れられない「特別な夏」になるのだろうか。いつもだったら都営新宿線九段下駅に向かい、そこから歩いて数分の場所を訪れているはずだろう。だが今年は叶わない。

この時期になると、あの戦争にまつわる映画を見たくなる。今回選んだ映画は「ローレライ」だった。公開は終戦から60年後の2005年。お恥ずかしい話だが今回初めて見た。内容についてはともかく、戦争というものの儚さを改めて知ることとなった。

広島、長崎に原子爆弾が投下され、そこからの一週間。日本全国が次の候補地となる可能性もあったのだろう。このふたつの都市には何度も訪れている。当時の悲惨な状況を考えただけでも胸が痛くなる思い。この思いは多分、一生消えないのだろう。

毎年正月は初詣にて靖國神社を必ず参拝するが、よく考えればこの終戦の日は、昨年も仕事で行けていなかったのだ。来年こそはこの時期この場所へ訪れることができるような世の中でありたいと思う。そんなことを考えながらこの文章を書いている。

もう何度も見たかもしれない遊就館にも訪れたい。良いか悪いかは当然あるだろうが、日本という国の歴史がここには詰まっている気が僕にはする。戦後75年の節目。あと25年経った世界はあまり想像できないが、時間による風化は決して無いだろう。

さて「ローレライ」という映画。監督は「日本沈没」の樋口真嗣氏。名だたる俳優陣もさておき、カメオで「機動戦士ガンダム」の富野由悠季氏と「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明氏も出演されている。内容はともかく、是非見てほしい映画だ。

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