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クライシス、インシデントにどう立ち向かうか。

もし鉄道が故障で止まったならばどうするだろうか。もし災害などで水道や電気が来なくなったら僕らはどのような行動を取るだろうか。ライフラインの停止は直接的に国家レベルで影響が現れる。このコロナ禍もなんだか同じ気がしている。

昨日、お昼過ぎくらいから某サービスで大規模な障害が発生した。利用率から見てもかなりのユーザーが悲鳴をあげているのが分かる。もちろんのこと僕自身も利用できないものがいくつかあったが、個人的にはそれほどの影響は出なかった。

やはり器が大きくなればなるほど復旧も難しくなってくるのだろう。そんなことを思いながらソーシャルデザインの勉強に勤しんでいた。その中ではそれほど話題にもなっていなかったのでそんなもんかと感じたが、確認したら結構な状況だ。

ほぼエネルギーや交通機関同様に社会インフラとしての役割になってきており、そういう意味では導入している企業や組織にとっては文字通り生命線になっている。そんなライフラインが動かなくなって、人はパニックになってしまうだろう。

頼りすぎている感もある。クラウドサービスは止まらないという神話じみたキーワードに惑わされることも多い。やはり世の中には絶対などなく、事が起こるのは必定だ。そんな世界でどのように生きていけばいいのかと頭を抱えたくもなる。

しかしながら、サービスの置き換えだけでは何も変わらない。結局はこのような事態を自分ごとと捉えて、いつでも起こる可能性があると考えることが大事だ。その上で代替案と事象発生を想定しての訓練を行なう。危機管理を意識していく。

クライシス。インシデント。未来を想定するのは非常に難しいこと。だからこそ、そんな不確実な世の中だからこそ、僕のようなファシリテーターが存在する。学んで頭で思い描いて紙に書いていくのも良いが、僕らにはレゴブロックもあるのだ。

チームのひとりひとりが作品を作りテーブル上に配置し接続する。そして、机上の空論ではなく、実際に事象を起こしてみて自分たちの方向性を決めていく。まさにレゴ®シリアスプレイ®の醍醐味。その状況から、自分自身の言葉が導かれる。

クライシス、インシデントにどう立ち向かうのか。カオスのようなこの時代にメソッドだけでなんとかなるものでもないと僕も思っている。だがもし道に迷いそうなときに、レゴ®シリアスプレイ®の存在を思い出してくれたなら、非常に嬉しい。

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