最近フレンチトーストにハマっている。食べるのもそうだが特に作るほう。毎週末になると朝の日課になりつつある。とは言え熱しやすく冷めやすいB型の本性がいつか出てくるのではないかとビクビクしているが、その日までは楽しもうと思う。
前々からも書いている通り僕には「食」というものにこだわりがまったくと言っていいほど無い。さらに言うと食べかたがめちゃくちゃだと叱られることもたびたびだ。そんな状態なのになぜかフレンチトーストの作りかたを意識し始めている。
具材には興味は無い。六枚切り100円の食パンを二枚、普通の卵を一個、普通の牛乳を100ml、そして普通の砂糖を大さじ八分目。バターを熱した弱火のフライパンに、耳をカットして半分に切ったうえでしっかりつけ込んだ食パンをセットする。
蓋をして片面を5分ずつ。じっくりと焼いていく。少しずつ膨らみながら焦げ目を作っていく食パン。ひっくり返すのはたった一回。あとは勝手に焼けていく。では、僕は何をしているのか。それは祈りだ。美味く焼けるように祈ることなのだ。
やはり祈りは大事だ。祈りはこのフレンチトーストへ届く。届いた結果、最高の出来栄えとなって返ってくる。ちょっとくらいの焦げっぷりは祈りの力でなんとかなるものだ。僕は少しも手を下さず、ただひたすら待って待って待ち続けていく。
見事に出来上がったフレンチトーストを食す。いや、その前にマヌカハニーをふりかけていく。なんでここだけ?とお思いかもしれないが、実際ここにも特にこだわりは無いのだ。甘さたっぷりのフレンチトーストにさらにこだわっていきたい。
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