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第9節 FC東京戦。

どうしても「手段」と「目的」を間違えてしまうケースが世の中には多々ある。CEREBAKAでも話題になったが例えばサポーター。選手の一足に影響を及ぼさないサポーターの応援は「応援のための応援」でしかない。僕は常々そう思っている。

今日のFC東京戦は現地チケットが完売したと聞いていた。たしかに、多くのファンとサポーターがいらっしゃったように思えた。ホームチームがなかなか勝てない、などという報道もあり、どのクラプのサポーターも本当に悔しい気持ちだろう。

そんな中で、すべてモニタ越しとは言え、土日でセレッソ大阪を梯子できる幸せなどを噛み締めている。昨日今日で三試合リモート観戦してJ3がスコアレス、レディースがワンゼロ。そして、トップもスコアレスで一勝二分という結果であった。

三試合で得点1で失点0。良いと見るのかそれとも物足りない感じなのか。頭の中で色々と考えてみるのだが何も浮かばない。理想と現実のギャップというものが行ったり来たりするような、そんな90分、というものを三つも見たような気がする。

選手も相当な疲労感があったはずだが本当に戦っている。だがここからはもちろん怪我との戦いでもある。今日も無理に行ってしまうシーンもあったりして、ちょっとひやっとした(だけど汗はひかない)。サポーターの力はやはり必要なのだ。

その象徴がロングスローの際の手拍子だ。この手拍子が藤田直之選手、片山選手の一足ならぬ両の手からのボールの一押しをしていたように僕には見えた。選手の能力でしょ、と言われるかもしれないが、僕はこのサポーターの力を信じている。

試合終了後にある横断幕が映った。ある講演で僕が言ったフレーズがそこには書かれていた。この言葉をまぶたに焼き付けようとした。選手がどう思うかよりも、どんなときでもクラブと選手のためにサポーターは存在するのだと改めて感じた。

そのシーンはあっさりと別の映像に切り替わった。しばらくぼーっとモニタを見つめ続けていたら、いつの間にかDAZNのロゴになっていることに僕は気付いた。もう一度と思い時を戻してみたのだがまったく見つからなかった。僕は暗闇を見た。

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