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真っピンクで登場。

Jリーグ各クラブのファンはライバルではあるが仲間でもある。もちろん日本代表の応援という枠組みで育まれるものもあれば、ホームとアウェイで試合を重ねることによって生まれてくる友情もある。ガツガツした物々しい雰囲気も嫌いではないが、この”日本らしさ”が好きなのは僕だけでは無いはず。

先日とあるご縁から「FUG Football Undergroundうるとらすさいたま」というYoutubeチャンネルのSaturday Afternoon Live(土曜の午後の出席確認という名の生中継)に出演をさせていただいた。以前からオファーを受けていたのだが、なかなかスケジュールが合わず、今回、急遽の出演となった。

正直、出演は迷っていた。いくら仲間だと言っても、他所様のクラブの、ましてやレジェンドの方々の番組に出るなんてと少々遠慮をすると同時に、セレッソファン以外で僕の話を聴きたいわけがない(いやこれには語弊があり、セレッソファンですら聴きたくないかもしれない)という思いだった。

それでも、Jリーグサポーターの第一世代と言われる方々の思いに共感するところは非常に多く、もちろん僕自身も様々な形でアーカイブしていく必要があると常々思っていたことが合致したので、出演をさせていただくことにした。僕の言葉が面白いかそうでないかは、是非一度見てほしいなと思う。

実のところ「15分程度」というお話をもらっていた(それでも15分も持つのだろうかと内心ヒヤヒヤしていた)のだが、なんだかんだで話が尽きなくなって、トータル一時間くらい話していた。セレッソ界隈でもなかなか表に出てこない(出られない)僕なのに、ついつい止まらなくなってしまった。

懐かしい話をしながら、蹴球堂やF.C.OITOの宣伝も少々させていただいたりして、本当に感謝の気持ち以外の言葉が見つからない。未来に向けて少しでも何かを残していこうとするお二人を見習って頑張ろうと思うが、僕にはなかなかその力量が追いついていない。まずは着実に一歩ずつ進もうかな。

それにしても、だ。このライブにこんな真っピンクで登場するのってどうよ、というくらいな状況でもあった。「某大学の関係者ですか?」と言われる始末(笑)。やはり僕はこのピンク色にプライドを持っていることを再認識する。歴史を伝えていくことの重要さを、改めて感じる良い機会だった。

NEVER STOP,NEVER GIVE UP


コメント

  1. 先日はご出演いただきありがとうございます。
    アーカイブの再生回数も伸びており、
    セレッソサポーターの情熱を強く感じております。
    是非!! 是非!!
    またご出演ください。
    お待ちしております!!

    FUG(CRAZYCALLS)
    吉沢康一

    返信削除
    返信
    1. 吉沢さん
      コメントありがとうございます。
      また、出演の機会をいただき
      重ねてありがとうございました。
      昔話など非常に楽しい時間を持てました。
      引き続きどうぞ宜しくお願いします。

      削除

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