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気持ちは常に鶴ヶ丘。

わずかではあるものの観客が入っての公式戦の当日。あいにくの天気でもあったのだが、F.C.OITOおよびサッカーショップ蹴球堂にも多くのファン、サポーターの方々にお越しいただいたとのことで本当にありがたいと感謝の気持ちでいっぱいだ。

アミーゴからも「行ってきたよ」というメッセージをもらったりして、素敵な言葉だけでなく、勇気や元気も一緒に送られてきたような気がする。もちろん試合は残念ではあったが、そんな沈みがちな気分も吹っ飛ぶくらい、とても心が軽くなる。

前回大阪に戻ってからはや四か月が経つ。試合を現地で見れない以上に、アミーゴに会えないことの方が落胆は大きい。やはり僕らは多くの方々に支えられていたと改めて感じるとともに、早く帰阪して仲間と一緒の時間を過ごしたいと思ってしまう。

ここでも何度も書いているが4月30日オープン後のF.C.OITOにも5月27日リスタート後の蹴球堂にも僕は足を踏み入れていない。言ってしまえば純真無垢な状態だ(決して僕以外がそうではない、という意味ではなく)。なのでとても待ち遠しいのだ。

そんなこんなで「とても素敵なお店です」とか「お洒落な環境ですね」と言われても、お恥ずかしい話だが正直ピンときていないのが実情だ。僕の中では何もないただの木の部屋だったわけだ。そのような場所が多くの方々のおかげで命を宿している。

ここには、僕個人としての魂が存在していると声を大にして言いたい。物理的な身体は遠く東の京にあったとしても、気持ちは常にJR鶴ヶ丘駅前から少し歩いて、角を曲がったあの場所にあるのだ。だからこそこのような状況でも強くいられるのだ。

うーん。しかしながら、長居球技場にある会社にも行かなくてはならないのにこの状況が非常に悔しい。御存知の通り、東の京の人間が大阪に入ることはまだまだ遠慮しなければならない時期でもある。気持ちをひとつにじっと耐えるときでもある。

いま、今週行なう予定のレゴ®︎シリアスプレイ®︎のワークショップ設計とドキュメントを仕上げているところ。コロナが明けたあかつきには必ず、F.C.OITO内においてアミーゴに集まってもらってワークショップを開催する。これだけは約束しておく。

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