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「君子は豹変す」。

元来、チームが変わる要素はいくつかあって、そのうちのひとつに「トップの交代」がある。特に精神的な面というかメンタルに変化が生まれやすいと感じる。思い切ったこのアクションによって、その効果がすぐに表れてくる選手たちもいる。

思い出すのは今から23年前の1997年。中央アジア二連戦。その真っ只中で日本代表監督が代わるという危機的状況。監督が代われば戦い方も当然変わる。ウズベキスタン戦でトップ下のスタートに立ったのは中田英寿さんではなく森島寛晃さん。

そんな過去の思い出に浸りたかったのではなく、今日のカマタマーレ讃岐戦の戦いについて書きたかった。途中から試合を見たが最後の最後まで走り抜いた姿は、前節までに見られなかった姿でもあったなとモニタ越しには感じることができた。

やはり、仕事でも流れを変えるのは、どんなときでも人によってもたらされるといっても過言では無い。今回に留まらず、監督交代で何度も何度も苦い経験をしてきた。J3とはいえ育成チームだとはいえ、戦う姿勢が重要だなと見ていて感じた。

企業や組織でのカンフル剤という言葉が浮かび上がってきた。どっちが良くてどっちが悪いなど言いたいわけでは無いが、勝負の世界の厳しさはビジネスもサッカーも本質は同じ。最後の最後まで走り抜くこと。諦めたらそこで「試合終了」だ。

「君子は豹変す」なんか良い言葉だ。徳の高い人は過ちに気づいたときにそれを改めて、正しい道に戻っていく。そして状況によって考えを急に変えていくものだ。駄目なときには思い切って何かを変える。人にとって大事なのは変化のようだ。

決定機を外したものの、ウズベキスタン戦でトップ下のポジションを奪ったかに見えた森島さんだったが、交代で出場した中田英寿さんの鬼気迫るプレーぶり。タシケントのスタジアムでその姿を見て正直震えた。監督が代われば選手も変わる。

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