最近は時計の針が速く動きすぎる傾向がある。ビジネスもサッカーもスピード重視だけの世の中で本当に良いのだろうかと時折思ってしまう。そんな場面でよく僕が口にする(独り言かもしれない)のが「Andante(アンダンテ)(歩く速さで)」だ。
勘違いしないでほしいが、僕は音楽なんてものを一切やったこともないし、ましてやこの「歩く速さで」という言葉も実のところ漫画から見つけたのでもある。だから使わせていただくのも少々気が引けるのだが、このアンダンテがしっくりきている。
昨日今日と自宅にいて(いやコロナ禍でいつもだろうが)ので、本日、重い腰を上げてようやく6月13日に収録したCEREBAKAのEPSODE2を仕上げた。やはり校正の仕事は向いていないなと感じながらもひたすらキーボードを打ち続ける一日でもあった。
ダイジェスト動画は早々と作っていた。だが、どうもこの文章を書き上げるのに時間を作りたかったのが本音でもある。このように時間を作ったことによって、固定観念や収録当時に起こっていた"熱"以外の要素が加わって次々に良くなっていく内容。
それにしてもこの御方の言葉の数々は珠玉だ。ゴール裏サポーターは是非彼に話を聴きにいくべきだと正直思う。もちろん僕らは聖人君子でもなくすべてがすべて正しいかは分からない。だが、時間を作り出してセレッソ大阪に捧げてきた経験がある。
時間を作り出すことで生まれてくる、その何か。仕事でも一緒のような気がする。慌てず急ぎすぎず、ときには「歩く速さ」になったとき、僕らは解き放たれるのかもしれない。セレッソ大阪で言えば藤田直之選手がボールを持った瞬間のように、だ。
しかしこの犬は先を急ごうと自身のリードに噛み付く。そのためにまったく進むことができなくなってしまう。僕は「歩く速さで」とつぶやいてみる。このワンコは徐々に歩き始めてペースを取り戻す。一歩立ち止まってみるのが良いのかもしれない。
NEVER STOP,NEVER GIVE UP
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