諸々ワークを終えて、後半からセレッソ大阪U-23の試合を見ることができた。今シーズンで終了するこの育成の仕組み。やはりプレイヤーもひとりの人間。彼らを育てることの大事さ。改めて僕の心の中に舞い降りて僕の気持ちに混じっていく。
それにしてもこの若者たちは実によく走る。何かを信じて走り続けているという感がある。もちろん彼らもプロもしくはその位置を目指している身の上なので、チームが無くなってしまうことを考えれば、次につながっていくプレイが必要になる。
誰一人として今の立ち位置を良しとしていたわけでは無いだろうし、むしろ向上心が無ければプロなんて道を考えたりもしないだろう。だが、一歩道を違えば、その向上心が消え去ってしまう方々もいたりする。欲というものが抜け落ちていく。
今、メンタルについての勉強をしているのだが、この欲(欲求)というものの重要を感じながら学んでいる。今日を生き延びるためだけを考えていては、人は明日を迎えることができないのかもしれない。人とはそういう生き物だと書いていた。
明日に期待したり不安を感じるからこそ、人は今を生きられるのだ。何故、辛い思いをしてまで努力をするのか。それは明日、今日よりも成長した自分が見たい。強くなって何かを勝ち取りたい。そんな気持ちの表れが、欲求として現れてくる。
結果的にU-23の試合はスコアレスドローに終わった。来年、何名かの選手はトップでプレイをしているだろう。何名かの選手は、行き場を探してさまよう可能性もある。アカデミーの選手はもしかすると進学するのかもしれない。予定は未定だ。
未定だから期待もする。未定だから不安もある。そうやって人は生きていく。試合を見ながらそんなことばかりが頭に浮かんできた。時間軸で考えれば、今日など、たかだか長い人生のたかだか二十四時間。でもそこにドラマはあり、人がいる。
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