一対一の局面で逃げずに戦えるか否かが試合の鍵になることも多い。何となくチームスポーツの場合、グループとグループの勝負に思えてしまいがちだが、日本代表での議論のとおり、最後の最後は一人一人の強さ。まさに「個」の戦いになる。
「個」の戦いと口にした途端に言われてしまうのは、独りよがりだとかチームの和を乱す張本人的な言葉のオンパレードだ。だが僕的には、この、如何に対面の選手との一対一に勝てるかというところに、すべての要素が含まれている気がする。
ピッチには常に11の「個」が存在しており、それら同士がつながって(コネクトされて)いくことによって一体化を行なっていく。つながりかたはどうなのか。強いのか弱いのか。高いのか低いのか、距離はあるのか、それともすぐそばなのか。
だからこそ「個」の集合体がチームと呼べるのではないのだろうか。「個」は、すべての局面においての必要な要素でもある。そんな、魅力的でもあり、且つ、最も大事な「個」というものを、僕は出来得る限り追求していきたいと思っている。
今、レゴ®シリアスプレイ®の勉強会にこの二日間参加している。この勉強会での自分自身のテーマも、何の因果か「個」だ。何とも、めぐり合わせとは本当に突然訪れるものだ。素敵な出会いも相まって気力が高まっているのは言うまでもない。
そう言えばこの前読んだ記事に「三国志の関羽雲長がそれほど一騎討ちをしていなかった」という衝撃的な内容が書かれていた。確かにこの場合、三国志演義と正史のあいだにはギャップがあることは常に言われ続けてきたので、納得感もある。
そういう意味でもこの「個」というものは、長い道の先に起こる出来事なのではなく、今まさに、そこに、瞬間的に存在しているものなのだ。常に、一対一の局面で逃げずに戦える気持ちを忘れずにいたい。あと一日、まだ一日あるのが幸いだ。
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