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思い立つのも悲喜交交。

ソーシャルネットワークにおいてはスマートフォンがとても大事なガジェットだ。思い立ったときに利用できて、ほぼリアルタイムにつながりが進行する。サッカーショップ蹴球堂のソーシャルネットワークも、もちろんスマートフォンからだ。

iPhoneを持ち始めてかれこれ十年以上になる。そんななかで多分初めて、手帳型のスマホケースに手を出してしまった。以前は「ケースをするのは漢じゃない」と、まるで何かの受け売りのような態度だったが、人の心はうつろいやすいものだ。

大きな決断というほどのお値段でも無かったが、やりたかったことはICカードをiPhoneと一緒に持ち歩きたかったというその一点だ。どうも別々にあると面倒なことになる憂いを取り除きたかったのだった。その点、このケースは本当に使える。

これはまさに、レビット博士の「1/4インチのドリルの話」だ。今回の場合、僕はスマホケースが欲しいのではなく、スマホとカードを一緒に持ち歩きたかっただけなのだ。そういう意味で考えたとき、ひとつの疑問も同時に浮かび上がってくる。

「なぜ僕はiPhoneとカードを一緒に持ち歩かないといけないのか」ということだ。そもそも相反するかのようなそのふたつの物質を一緒に持たなくてはならないという、根本的な原因を解決していくことこそ、今の僕には重要なのかもしれない。

とかく僕らは目先の問題をクリアしたらそれですべてが解決したと思ってしまう。その最たるものに直面して、安易な方向に行ってしまったのではないか。自責の念も少なからずある。やはり考えて様々試してみて、初めて見つかるものも多い。

ちなみにこの「1/4インチのドリルの話」。ドリルを購入した人はドリルが欲しかったわけではなく「1/4インチの"穴"」が欲しかったのだ。そして今、僕らが考えるのは「なぜ1/4インチの穴が必要なのか」を、その購入者に問うことなのだろう。

もしかしたらハンガーを掛けるためのピンを差し込むのかもしれない。何かの覗き穴を開けるためなのかもしれない。たとえどんな回答だったとしても「それ、本当にいる?別の方法ない?」と話を膨らましていく。ここがスタートなのだろう。

さてこのスマホケース。嬉しがって周りに話したところ、「たしかもうすぐ機種変更だと思いますよ。」という衝撃の事実。耳から脳に直接刻まれていく。だからもう少しだけ余韻に浸っていわうと思う。まあ、思い立つというのも悲喜交交だ。

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