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人の見る目を侮ってはいけない。

その昔。とある偉い方に飲みに連れて行かれたときの話。「お前は偉くなれない。少なくともこいつよりは間違いなく」と同行していた先輩と比べられてとうとうと話をされた。そこで「人の見る目なんて人それぞれですからねえ」と言った途端、お偉い方にどえらい剣幕で怒鳴られた。

若気の至りで片付けていい題材ではあるが、この「人の見る目」について今日は少し書いてみたいと思う。なぜ僕がレゴ®シリアスプレイ®に惹かれるかの要素のひとつに、この「人の見る目」というものがある。自分自身で作った作品の自分自身の評価と他の方の評価の差に興味がある。

たかが玩具という方も多いとは思う。だがこのレゴブロックで作ることができる作品数には限界がない。以前にも書いたが2✕4のブロック6個で作れる作品数はゆうに9億通りを超える。これだけでもすごいのに、更に人の数だけ見え方が変わってくる。ただのブロックの集まりなのに、だ。

そんなレゴブロックの集まりといっても正面、サイド、上下など角度によっても違う顔を見せてくる。今日、様々なテストを行なってみた。ターンテーブルなどのガジェットを使ってレゴ作品を3Dにしてみた。これだけで人の目を引き、そして色んな表情を見せてくれることが分かるだろう。

レゴの作品を乗せた32✕32のプレートを上にセットし、スマートフォンからの操作で3Dを作っていく。もともとはフリマなどでの販促に利用するのだろうが、このようにレゴ作品をインタラクティブに鑑賞できる。8個のアイデンティティが角度によって表情を変えているのが非常に面白い。

「人の見る目」を決して侮ってはいけない。人は、自分のことはなかなか見つけられない生き物だが、他人の特徴は手に取るように分かったりする。「ジョハリの窓」を意識することだけでも、チーム内でレゴ®シリアスプレイ®を行なってみる価値があることを知ってもらえると僕は思う。

ちなみにこの作品はWindow Exploration Kit(通称WEK)というレゴ®シリアスプレイ®で利用するパーツ群で作成した。プレートを除くレゴブロックの数は52個。たった50個ちょっとのパーツでこれだけの奥行きを出せるのも、レゴ®シリアスプレイ®の素晴らしさだ。やはり侮ってはいけない。

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